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2006年12月27日

母が他界して早3ヶ月が経ちました。
ようやっと生活の基盤ができてきたと思います。

仕事場でも心配かけないようにいつも通りに振舞っていましたが、転職したばかりの慣れない仕事で、ここ3ヶ月は仕事の覚えも悪くボーっとすることもありました。
上司にも厳しく突かれ、母の事を言い訳にもしたくないし、迷惑をかけているのもわかるので、退社しようと思います。

最近気持ちが落ち着いてきたところですので、
母との出来事をここに書いて思い出になるようにしようと思います。

いつも母は私を後ろに乗せて保育園や色々な場所に連れて行ってくれました。
母の背中は温かく私を守っているようかのように思えました。
いつも元気で朗らかで明るく信頼の厚い母でした。
周りはそんな母にいつも相談しており、立ち話が多かったのですが幼少の頃はそんな母が疎ましく思っていました。
今思えば嫉妬していたのかもしれません。
幼少の頃、私はすぐに風邪にかかったりする病弱な子供でした。
そんな時はいつも母が額に手を当ててくれたり、寝付けないときには眠れるまで起きていてくれて胸に手を当ててくれました。
ある時は高熱で救急車を呼ばれたときは、いきつけでもないのに都心の大きな病院に救急車で運ばせたり、アデノイド(扁桃腺を取る?)の手術も大きな病院に連れて行かれました。
入院している時は不安で1日に何回も電話したりしましたが、怒ることや無視することなく安心させ、保育園で千羽鶴を作ってくれたらしく、母は病室に飾ってくれ、手紙を読んで聞かせてくれたりしてくれました。
大きな病院に行っているからと言って裕福だったわけでは無かったようです。後から聞いた話ですが、母は毎日パン1個で過ごしていたようです。
果物を剥いたり、擂ったりんご絞って飲ましてくれたり、半纏を作ってくれたりしてくれていました。
母自身のおしゃれも忘れずに、白い靴を買ってきては自分で染めてレースのような生地を花のように飾り付けたりしていました。
小学生の頃には様々な習い事にチャレンジもさせてくれていたようです。
その頃の父は、暴力しか覚えていません。お尻が腫れ上がって座れなくなるくらい叩かれたり(母が止めてくれなければどうなっていたかわからなくなるくらいです)、母の頬を叩いたりしていたのしか印象にありません。
後で聞いた話ですが、DVと頻繁な転職、義母(私のおばぁちゃん)にはおこづかいと義母の家の掃除を毎月させられていたようです。
小学4年生の頃に離婚し、どちらにいくか選択を迫られ、気持ちの不安定な私は、当時いじめの対象であった子に怪我をさせてしまいました。最初で最後の行為でしたが、学校で母は呼び出され、やってないと言い張り、私を信用しその場で追求する事はありませんでした。その日は母に何度か問いただされましたが、嘘をつき通しました。結果、次に呼び出されたときは全面的に私の事を庇ってくれました。その時は罪悪感で胸がいっぱいでした。
数ヵ月後に離婚でどちらと暮らすか決断し、お手伝いでも何でもするから母についていかせて欲しいと懇願しました。女手一つで子供2人を育てる事は大変だと思っていましたが、母の傍から離れたくはありませんでした。
後で知ったのですが、一軒家に住んでいたのですが、頭金等は全て母が払っていたらしく、家を売ったお金で借金は無くなったそうです。
一時期、母の実家に引っ越しましたが、それまで勤めていた会社にどうしても来て欲しいとの事で私の育った町に戻ってきました。
2年経ったある日、母から好きな人が出来たと相談されました。
母を誰にも渡したくないという気持ちはありましたが、母がそれで幸せを掴めるなら承諾しました。
父とはギクシャクしていましたが誠意ある行動と、子供を作らない姿勢と、本当の父のように接してくれ、ギクシャクした関係はすぐになくなりました。
今では当時のことを中々できることではないと思い父を尊敬しています。
中学、高校、大学と進学し、大学生になっても母は夜遅く帰ってくる私を出迎えてくれていました。
私が結婚し所帯を持っても食料を送ってくれたり何かと目をかけてくれていました。
22歳の頃、一軒家を建てるので同居しないかという話が持ち上がり同居しました。
私は30歳になり仕事も落ち着いてきたので母には隠居して旅行でも楽しんでもらおうと思っていました。
昨年は私の偏頭痛でもやもや病ではないかと心配をかけさせたりもしており検査を強いられ何もなかったのですが、半年前から母も偏頭痛が酷く、病院に行った方がいいと言っていたのに、大丈夫の一点張りで行こうとしませんでした。

そして母は他界しました。

お母さん、幸せでしたか?
私はいい息子でしたか?
いい家族でしたか?
答を聞くのは当分先ですが、そちらに行ったら聞かせてください。
私たち家族をいつまでも見守ってください。
よろしくお願いします。